Panasonic NA-VX3300L のフィルタとヒートポンプのフィンの水洗清掃

※この記事を真似すると、洗濯機本体や交換に費用がかかるヒートポンプ等を壊して、修理費どころか十数万円以上出して新品に買い換えなければならなくなったり、修理保証が効かなくなる可能性がありますので、注意してください。
この件について、質問等にも答えるつもりはありません。

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 パナソニックの洗濯乾燥機 NA-VX3300Lの乾燥でU04エラー表示が出るようになった。
マニュアルによると、フィルタが詰まるなどで乾燥機が途中で止まると出るらしい。

同系列の機種について、ネットで調べると、この故障はかなり多いらしく、自前でなんとかしてる人が多い。
ヒートポンプ以外の部分の保証が切れているので、パナソニックのサイトで修理費の目安を調べてみると、修理した場合は目安として3万数千円〜5万円弱くらいかかる表示が出た。

というわけで、とりあえず自分でやってみることに。

この機種の乾燥の仕組みは、洗濯槽に温風を流す→洗濯槽で水分ゲット→洗濯槽の上の蛇腹のパイプ→ゴミのフィルタ→熱交換のフィン(エアコンのと似てる)とヒートポンプで水分を落とす→ファン→洗濯槽という感じの循環で熱をできるだけ捨てずにエネルギーを効率よく使って省エネで乾燥する仕組み・・・・っぽいと勝手に想像

★安全のため、作業前にコンセントから電源線を抜く★

この洗濯機の乾燥機能部分のだいたいの仕組み。
緑の矢印が後述の予測上のドレーン水の流れ(完全に分解したわけではないので、実際は不明)。
日常のフィルタ掃除をする時と同じように、フィルタ部分をはずす。
ここまでは普段の掃除と同じ。
奥側のネジを2つはずして、フィルタの樹脂枠の部分の右端か左端から優しくこじってはずす。
いや、ボックス側も汚いね。性格が出るね。
フィルタは万一、破ってもヨドバシカメラ等で数百円で売っている。 
ピロリンと温度センサーっぽいのが出てるので、フィンを掃除する時にちぎったりしないように。
外したフィルタ。
 これも歯ブラシと中性洗剤で裏と表からよく掃除した(写真は掃除前)。
 奥のフィンの部分(掃除前)。
わかりにくい・・というか写真だと全然わからないが、ホコリが詰まってる部分とそうでない部分があった。
エアコンを水洗掃除する場合も、この熱交換器のフィンの部分がホコリで目詰まりしてたり、フィンの奥の方にカビが生えていたりするので(ドレーン水の受け皿のカビと合わせてエアコンが臭う元)、それを洗浄機を使って水で洗うが、この洗濯機の場合、奥の構造がわからないので、ちょっと躊躇する。
試しに掃除機などで吸い取ってみようとするも、がっちり目詰まりしてて吸い取れない・・・しかも手が届かない。 
少し考えつつ、ネジで固定されてフィルタを外した後の奥の部分(洗濯機正面から見た場合のフィルタケースの右下部分)を・・・見ると、奥につながる穴が開いている・・・・うーん、たぶん、これ、洗濯乾燥時に溜まった湿気による水滴が溜まったりした場合に排水してやるドレーン水用の通路じゃないかな?と予測をつけて、ごく少量だけ水をコップで流してみる。
 洗濯機本体の下部の、糸くずフィルターを外して、バケツをおいて中を観察してみると、上から流した水が排水されてきているのがわかった。
フィンの方にも水を流してみると、やっぱり洗濯機の下の糸くずフィルタの方に排水されてくる。
というわけで・・・・行けそうなので、洗浄機でえいやっ!と水を、水流は気持ち下向きに、ドレーンがありそうな方向にブシューっ!!っと勢いよくかけて掃除した。
(この辺はエアコンの水洗掃除とあまり変わらない。エアコンの場合は配電盤などに水がかからないように養生する)
清掃に使ったのは ツカモトエイム バッテリー内蔵 ポータブルウォッシャー AIM-PWR01。
これ、家庭用エアコンの清掃には程よい圧力の水流が出るので使っている。
バッテリーで動くから配線を気にしなくてもいいし、車載して持っていった自転車も洗えるし。
ちなみに、ホコリはフィンの板を曲げないように優しく、優しく、取れるだけある程度取ってからやっている。
エアコンの水洗でもそうだが、ホコリを洗い流す時にあまりに綿埃など大きな汚れが大量だとドレーンの水路がホコリでふさがって、排水できなくなることがあるからです。
あと、今回は、エアコンの水洗の時のように、マジックリンなどは使っていない。
奥の構造が不明のためと、エアコンの水洗のように反対側(風の吹き出し口からシロッコファン方向)からも水流を入れたりして、洗剤をよく落とすことができないため。
完全に分解すれば、そこまでできると思うけど・・・今回はパス。
 以前、この洗濯機の構造を確認しておこうと、軽く洗濯機上部の蓋を外してみた時に、ヒートポンプを含めて一体になってる部品が多く、洗濯機を作業できる広い場所に出して、細かく分解しないとダメそうだったので。
追記1:
半年経過して、またフィルター等が詰まってきた感じだったので、また洗浄しました。
洗浄すると乾燥が早くなり、フィルタのゴミも取りやすくなります。