ミナトワークス CP-1851PRO エアコンプレッサーを購入(2022年11月)

工具電池の話が書いてありますが、当方は専門家でもなんでもなくただの物好き素人なので、書いてある内容は鵜呑みにせず、話万分の1くらいで読んでください。

ミナトワークス(旧:ミナト電機工業) CP-1851PRO エアコンプレッサーを購入してみた。

まず、ハイガー工業(HAIGE。以下、ハイガー)の同じような形状のHG-DC1090BTと違いマキタの18V電池は使えません。事前調査済みでわかってて購入。調べたことも含めて以下に雑多にメモ。自分がわかればいいやの基準で書いてるのでたぶん読みづらいはず。

購入理由は第一に静音性、次にお値段、その次が550Wのコンプレッサーなら800VAのエンジン発電機で動かせるかなぁ・・・とか、少しいじったら車のバッテリーとかでも動かせるかなぁという打算。

(いくらコンプレッサーのパワーがあって短時間で空気を貯められても住宅密集地では使いづらいと結局使わなくなるし・・・。前にもらったり使ったことがあるリョー〇やらケ〇ヒャー高圧洗浄機の時も結局、1~2回使って騒音的にこれは無理だと田舎の身内に送付したし・・・。高圧洗浄機を玄関先で使ったところ、お隣のおじさんが作動音を聞いて、なんだなんだ?と外に出てきたり。怒られたわけではなく、普段、騒音でもめてるとかではなく、単に音がデカいので何の音かと思ったと言われた・・・すんません)。

繰り返しますけど、ミナトワークス(以下ミナト)のは電池を挿すところの端子と樹脂部分の形状が根本的に違うので、マキタの18V工具用電池は物理的に挿せません。一番下にCP-1851PROの電池端子の写真も貼っておきます。

それでもハイガーのにせず、ミナトの方を買ったのは、比べてお値段はかなりお安かったのです。

ハイガーのはマキタ→HiKOKIの電池変換アダプタと、12V自動車バッテリー駆動用ケーブルががついてるとは言え2万円くらい安かった。

電池での駆動時間や電源がないところで使う頻度を考えると、まあ、18V電池駆動は実用性を考えると個人的にはオマケという認識で、後でいじってるうちに動けばいいかな・・・くらいだし。

何より、故障が結構多いっぽいので、だったら、安い方がいいなと。

あと、ミナトさんのは直営から買うと追加1000円で3年の延長保証にも入れるので安心というのもあった。

CP-1851PROの第一印象はこの手の電動コンプレッサーとしてはほんと音が静か。アルミタンクも軽くていい。棚から出して気軽に使える。

ブロワーとして使う場合には連続だと5Lタンクは使い切るまで1分くらいで無くなる(なので他社製アルミ大容量追加タンク購入した。それについてはまた後日書くかも。普通に連携して使える)。

50%モードでも0.9MPaまで貯まるまで2分未満。

満タンになったときの大きなプシュー音はサイレンサー(当方はSMCの AN05-M5(M5x0.8)を使用)をコンプレッサーから繋がるホースの先の四角い部品のネジ穴に付けると気にならない程度にかなり軽減される。

総合的にはかなり満足という感じ。

ミナトのCP-1851PROや同様に18V電池駆動もできるコンプレッサーであるハイガー HG-DC1090BTの製造元を調べると、本当に大元かはわからないが、デザインもほぼ同等で中国の鉄成というメーカの製品が見つかる。海外向けブランド名はTICHOTかTC・BLで展開しているようで、米アマゾンでも売っている。

以下が鉄成の公式サイトと思われる(マイナーな中国メーカは英語名、中国名ともブランドを複数持っていたり、よく変更するので不確かではあるけど。

・浙江铁仁工具制造有限公司(社名は鉄仁となっているが、サイト内には鉄成のブランドで商品が載っている。中国の浙江省の会社の模様)

http://tichoptools.com/index.asp

アリババの中国ECサイト天猫にも公式販売ページがある。

・铁成工具旗舰店

https://tiecheng.tmall.com/

铁成变频空压机(鉄成 インバーターコンプレッサー)という名前で売っている。

こちらは、アリババの海外向けB2B販売サイト。

・TC・BL cordless air compressor

https://www.alibaba.com/product-detail/TCBL-cordless-air-compressor-Tire-Inflator_1600175951478.html

ミナトの方のは上記中国メーカの電池ソケット部分もカスタムした品かな?という感じで、ハイガーのはTICHOT/TCBLのロゴや色以外の形状のカスタムは無しのまんまかなと。ハイガーのは型番も似てる。

TICHOT/TCBLの北米輸出向けは標準の18V電池ソケット形状がマキタ18V電池の互換形状(TICHOTの自前のブランドでも電池を売っている)で、これに北米の有名電動工具メーカと思われるDewalt、Milwaukeeの電池に対応した変換アダプタを付属させ、日本向けはHikoki向けの変換アダプタを付属して売っている感じ。これによりマキタ以外の18V電池も使えるようにしているようだ。

上記、中国メーカのサイトとかいろいろ読んでみると、コンプレッサー自体は、18Vだけでなく20Vくらいの電池にも対応しているっぽく、18Vから電圧が多少上下しても対応している模様。ただし、ミナトのCP-1851PROに関してはマニュアルを読むと、リチウムイオン電池の過放電を防ぐ仕組みか16V以下になるとコンプレッサーの動作を止めるようだ。

中国のサイトなんか調べてどーすんだ?と思う人もいるかもだけど、ミナトさんとかハイガーさんに何かあったりすると、故障しても修理ができなくなる可能性はあり、そういう意味で、中国でも売ってるなら補修部品も手に入るから安心ということになる。海外通販でパーツを買うことにはなるかもしれんけど。長く使おうと考えた場合に部品が手に入らないのが一番困るので。

さて、繰り返すが、ミナトのCP-1851PROの18V電池に関しては、18V電池本体に関しては以下の写真のとおり、マキタの18V電池との互換性はない形状。

電池本体の方についてもいろいろ調べた結果、当方はまだ実際には試してなく、かつ、自己責任だが、ミナトワークスのブランドの18V電池(補償があるのはこれのみ)の他に、2022年10月時点でのモノタロウ 18Vシリーズとそのモノタロウ18Vと互換性があるというアストロプロダクツ18Vの電池が使えそうな気もしなくもない形状と端子の雰囲気なので、手持ちの人は自己責任で試してみてください。

上に書いた3社の電池のうち、モノタロウの18V電池が一番お安い感じ。分解したわけではないので、ケースの形が同じだけで中のセルや回路まで同じかは調べていない。そのうちジャンク品の電池でも手に入ったら買って調べてみるかも。

手持ちのミナトワークスの18V電池。2.0Ahのモデルなので、以下のモノタロウ、アストロプロダクツの電池よりサイズは小さい。2.0Ahのモデルは電池容量が小さいのでコンプレッサーの稼働には向かないと思う。実際はミナトワークスからも4.0Ahと5.0Ahの電池も販売されてるので、買う場合はそちらをどうぞ。

というわけで、3社の電池は形状がとても似てる。中国の大陸メーカのOEMかなとも思ったが、大陸の18V~20Vくらいの工具の端子形状を20種類くらい調べてみたところ、全く同じのは無さそうな感じだった。

たぶん、上述の中国メーカの鉄成またはそこにコンプレッサーを供給している製造元の電池ソケット周辺部分をどこかの工具卸さんとかがカスタムして発注し、それを日本で販売してる各社に卸し、各社が自社ブランドを冠して売ってるのかなと思った。日本のホームセンターのPB電動工具でも他にも上述と同じ形状っぽい18V電池を採用してプラスマイナスとデータ通信端子の位置と樹脂形状が同じっぽいのがあるっぽいので・・・。

それとも元は台湾メーカが製造元で大陸に進出して作ってるのを買っているか(工具に関してはよくある。中国でも大陸よりは台湾の工具の方が質がいいと言われる。ただし、上述と似た形のコンプレッサーに関しては台湾の方のサイトでは当方の調査不足か見つからなかったが。

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以下、ミナトワークス CP-1851PROの18V電池ソケット部分の拡大写真。ミナトも含めた電動工具の電池について調べている時にネットに転がってなくて調べるときに不便だったので。自分で撮影して自分で見るためにアップ。

中はまだ開けていないが、1枚目の写真の3つある端子のうち、左がプラス、真ん中は記載がないがターミナル?か未接続?電圧の検出用?、一番右がマイナス表記。

電動工具の電池は、使ってなさそうな端子とプラスかマイナス端子の間に抵抗を入れないと電池を正しく認識しないとかあるっぽいです。ミナトのがそうなのかは2022年11月現在まだ未テスト(時間が取れない)。

CP-1851PROの18V電池用ソケットと端子部分。正面から。