というわけで、タイトルどおり、サムスン Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01をestk eSIM+povo2.0で使ってみる。
今回使用した機器。
・Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01(firmware version: SCR01KDU1AVK2)
・estk eSIM(物理eSIMカード)の80香港ドルのプロファイルを2個書けるやつ。
・eSTK.meのアプリ(https://play.google.com/store/apps/details?id=me.estk.lpa&hl=ja)
・povo2.0回線 eSIM、データ通信専用プラン
・スマホ(Google Pixel9)
・インターネット回線
・Windows11が載ったPCなど。
とりあえず、SCR01には
「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi (SCR01)にランチャーアプリを導入&Android化して使い勝手を向上させる手順」
https://note.com/asr2003/n/nfea847d711f8
を応用してNova Launcherとか入れたりはしてみたがファームウェアの書き換えなどはしておらず、だいたいノーマルのまんま。
ファームウェアバージョンはもらった時点で最新の「SCR01KDU1AVK2」。
eSIMのキャリアはpovo2.0を選択。
SCR01のファームウェアバージョンが「SCR01KDU1AVK2」だとpovo2.0は動かないという噂も目にしたが、届いたestk.meの物理eSIM(以降estk esim)をPixel9に挿して、PC上でpovo2.0のデータ専用プランの契約を済ませてeSIMを発行し、estk esimにeSTK.meのアプリでpovo2.0のeSIMプロファイルを書き込んだ後は、Pixel9からestk esimを取り出して、SCR01に挿しなおし、SCR01の設定でAPNの追加設定をしただけで、5G表記が出て5G回線でつながって使えるようになった。
SCR01のプラスエリア設定はONにしてある。
本来のSCR01で契約されていたUQ Wimaxの契約だとプラスエリア(auの800MHzなどの回線?を使う設定)は、プラスエリアの回線で使うと追加料金が取られるようだが、povo2.0だとそういう別契約は無いので関係ない。追加の周波数も使えて便利、ただそれだけ。
テストでは、SCR01にはPixel9をWifi経由で繋いで、SCR01に刺したestk esimに書き込んだpovo2.0の回線で、かつpovo2.0の初回特典のデータ容量を活用してYoutubeを閲覧してみたが、特に問題なく使えた。
estk esimのプロファイル書き込みにはPixel9とインストールしたeSTK.meのオフィシャルアプリを使用して書き込んだ。
英語表示のアプリではあるけども、まあICT系の人ならわかるだろう・・・。
PCからpovo2.0のサイトで契約してeSIM契約が有効になるとpovo2.0のウェブサイト上でeSIMプロファイルのダウンロード設定用QRコードを表示できるので、eSTK.meのアプリでPixel9のカメラを使ってQRコードを読み取ってダウンロードするだけである。
SCR01+estk esim経由の接続テストがてらちょっとネットを使ってみたが、子供のWifiタブレットのモバイル回線として旅行とかの時に使うにはいいなと思った。
これまでは自分か家族のスマホにWifiテザリングさせてつないでいたが、やはりデータ容量も親機にしてるスマホの電池も使ってしまうので、旅先で電池が減った状態になったり、余分にモバイルバッテリーも持ち歩くなりレンタルするなりも必要になりそうな雰囲気もあったり、仕方ないんだけど面倒くさいな・・・という感じだったので良かった。
以下、蛇足。
SCR01を使用するまでの経緯:
知人から「UQモバイルで契約していたGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01を使わなくなったのでいらない」という事でもらったので、これを活用してみたいと思い立つ。
実は多忙につき、SCR01をもらってから半年くらいテーブルの隅っこに放置してたが、ふと視界に入ったのと先日旅行に行った時にちょっと不便だなと思うことがあったりして、やる気スイッチをONにした。
SCR01について少し調べてみると、物理SIMをeSIMとして使えるSIMカードを挿して使っている書き込みが多数見つかり、あ、この方法で良さそうだな・・・と使ってみることにした。
最初は先人の実績がある5ber.esimの物理eSIMを手に入れて契約しようとしたのだが、売り切れのまま更新されそうにないので、次に9eSIMという中国の大陸系の?物理eSIMはどうか?と考えるも、EIDうんたらの関係でドコモeSIMは駄目とか、なんか面倒くさそうな感じと、中国アプリでありがちな権限要求や位置情報とか要求てんこ盛りのアプリを入れるのが嫌だな・・・などとアプリを順番にスマホに突っ込んでみて探すうちに見つけたのがeSTK.meのアプリと物理eSIMの情報。
中華圏の場合、一見別会社に見えてもこの辺の似たような企業は全部繋がってたりもするので、実態はよくわからんけど、eSTK.meの物理eSIMを選択してみた。
eSTK.meのはSCR01で使えたという実績はないけど、まあ対応機種にサムスンのスマホも多数入ってるから使えるだろ・・・というヒトバシラー特有の楽観的突撃精神でとりあえず買ってみることに。
eSTK.me
https://www.estk.me/
物理eSIMのお値段は、2025年5月28日時点で、
・ESTKme Plus 190HK$
・ESTKme Essential 160HK$
・ESTKme Air 80HK$
となっており、それぞれ書き込めるプロファイル数やiPhoneに対応してるかとかが違うっぽいが、Androidで動けばいいのと海外に行くわけでもないのでプロファイルを頻繁に入れ替えることも無いだろうとなり、80HKドル(1472円くらい)の「ESTKme Air」にした。
だって高いの買って動かなかったら嫌だし・・(ヒトバシラー精神はどうなった)
送料は40HKドル(736円くらい)で、香港系の大手物流企業の順豊国際(SFインターナショナル)が決め打ちのようだ。
中国・香港あたりの物流では一番信用できる会社。
大陸から何か買う時も壊れる確率を減らそうとか紛失の確立を減らそうと思うと使うののは順豊である。その分、少し送料は高めになる。
正直、米系のUPS、FedExとかと比べて格段にきれいに届く。
購入時にネットに転がってたestk.meの10%オフプロモコードが使えたので、「ESTKme Air」が8HKドル引きで72HKドルになり、147円くらいお安く買えた。
送料込みで112HKドル(2060円くらい)。
支払いはちょっと怖いけどクレジットカード。
最初、試しにAliPayで払えるか試してみたが、中国の銀行と紐づいてないアカウントでは払えないと出たので断念してクレカ払い。
注文してから5日くらいで届いた。
発送は中国深センのインダストリアルパーク?からだった。
一応、対応スマホや機器の一覧は以下にある。英語だけどわかるとは思う。
https://docs.estk.me/
以上、ずらっと書いてみました。
今回、物理eSIMを注文する時に、スマホで書けるからいいだろ・・・と外付けのeSIMリーダ/ライターは買わなかったのだけど、モバイルルータやiPhoneで使うなら、普段使っているスマホのSIMの抜き差しや交換が面倒くさいし、eSIMリーダ/ライターも50HKドル(920円)くらいで買えるので一緒に注文してもいいかなと思った。物理eSIMをAndroidスマホに挿して使う人はこの限りではない。Androidスマホにインストールしたアプリで管理した方が簡単だし。