Traccarサーバの使い方(簡易版)

Traccarサーバの使い方の簡単な説明です。
※一瞬はてぶろにアップしていこうかなと思いつつ、結局、自由が利く独自ドメインでサーバ構築して上げました。広告等を入れるも入れないも自分で決められるし・・・。

1.Traccarサーバのログイン画面(http://SERVERIPADDRESS:8082/)から、
メール:admin
パスワード:admin
でログインします。
 
2.地図の右上にある歯車マークをクリックし、「アカウント」を開きます。
空欄になっているadminのパスワードを初期のadminから変更し、チェックマークをクリックして保存します。
 
「環境設定」で、使用する地図やログインした時の初期表示の緯度経度、地図の縮尺(当方は17にしてます)。
例えば富士山をマピオン(https://www.mapion.co.jp)で検索すると、
https://www.mapion.co.jp/m2/35.36260471,138.72976765,16/poi=L0583328
というURLが得られますが、この中にある
35.36260471
を緯度に、
138.72976765
を経度に入力すると次からログインすると富士山が地図の中心にきます。
この場合、座標形式はたぶんDEG形式でいいと思います。

3.デバイスの登録。
Traccarサーバで管理するGNSSトラッカーなどを登録します。
「デバイス」のところの+(十字)のアイコンをクリックして、追加します。
名前は任意で日本語も使えます。大事なのはIDの部分。

Traccarクライアントではなく専用のGNSSトラッカーなどの場合は通常はIMEIの場合が多いと思います。
 
TraccarはどんなGNSSトラッカーでも対応してるわけではなく、GNSS端末が送信するプロトコルごとに初期設定で各ポート番号が割り当てされており(default.xmlで変更可能)、対応してないプロトコルだと認識してくれません。
 
対応してない端末を持っている場合は、Traccar公式サイトで自分の端末のプロトコルを詳細に書き込んでお願いすると、早いと数日以内か次のバージョンアップで対応してくれたりしますが、開発者の方次第なので、最初からTraccar公式サイトを見て対応端末を買う方がいいでしょう。

スマホアプリのTraccarクライアントを使う場合は、
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.traccar.client&hl=en_US&gl=US

を使用。

Traccarクライアントに設定したデバイスIDをTraccarサーバのデバイス登録時にIDの項目に入れます。名前欄は自分がわかるような任意で大丈夫です。
 
Traccarクライアントから位置情報を送る場合、初期設定では5055ポート宛てに位置情報を送るのでTCP:5055をTraccarサーバのポートにポートフォワードするなどルータ等を設定してください。
[拡張]の部分はSMS送信などのアドオンを使う場合の電話番号やら、管理に便利な情報を入れていきます。
カテゴリで設定できるアイコンは好きなのを選んでください。
以上で、チェックアイコンで保存して端末から位置情報が送られれば、
Traccar上に位置が表示されます。