Oculusアカウントで二段階認証のコードがわからなくなった場合の手続き

Oculusアカウントで二段階認証のコードがわからなくなった場合の手続き。

結論かつ教訓としては、二段階認証のバックアップコードは必ず取得して確実にバックアップか印刷かしておきましょう・・・。

昨年、Oculus Questを購入してから、時間があるときにぼちぼち使っていたのだが、
先日、防水対応スマホが浸水するという予定外の事件があり、故障で端末を交換することになったのだが、この時に二段階認証のバックアップコード(アプリにアクセスできなくなったり、旅行などで一時的に二段階認証を通過できるコード。
10個ぐらいを一気に取得でできて、各コードは一度使ったら使えなくなる)を取り忘れており、二段階認証を設定していたいくつかのサービスのうち、PCからOculusアカウントだけ入れなくなった。

はいはい、バックアップコードね、そこはぬかりない・・・パソコンに保存してる~はずが、見つからない~。
ちょうどPCも入れ替えたタイミングで、どこかにはあるはずなのだが見当たらず(同時にいろいろやることが重なってテンパってたのもあると思う)。

Oculusの二段階認証に使っていたのはグーグルの認証アプリ。

Oculus以外の他のサービスでも二段階認証で入れなくなったのもあるのだが、SMSでの認証とか他の方法でクリアできていたので、油断していた。

Oculusのサイトのヘルプも探したが、日本語ヘルプには解決の記述が無いっぽいので、Oculusのサポートに問い合わせることに・・・。

Oculusはサポートにメールを送る画面に遷移するとそれまで日本語表示だったのに、英語になるあたりが、ちょっとOculusさんの本音を感じた。

昔のインテルのCPUでコンパックが買い占めたと噂の次の世代のCPUみたいなTOIECの点数である自分としては英語はつらい。

中国語の方が僅差でまじめに勉強したので、意思の疎通は中国語の方が楽(あと、こちらは電話もまあまあ可)。
中国人はどこにでもいるから、いざとなれば中国語でも聞いてみようと思いつつ頑張って英語で書く。

最初、なんとかグーグル先生の翻訳(結構変な文章になる)を手動で修正しつつ、英語でメールを送ったのだが、送った直後に英語でググってみるとどうやらチャットで聞いた方が解決が速いっぽいとわかり、チャットでの問い合わせに切り替えた。

ちなみに、修正と言っても、伝えたいことを最初に書き、簡潔に、こちらの要求をわかりやすく書くという感じで文章を作っている。

というわけで、サポートのページの右下にあるチャットのリンクからサポートの人とチャット開始(英語)。

待たずに速攻でつながった。そういえば、24時間サポートなのかな。時差とか考えずに問い合わせたけど。どこにつながったんだろう。まあいいんだけど。

英語で電話は無理だけど、チャットならグーグル先生がいるから・・・。

あらかじめ用意しておいた文章を順番にはりつけて、要件を簡潔に伝える。

・アカウントに入れない。二段階認証(Two-step verification)を使っていたが、二段階認証に使っていたスマホぶっこわれました。
・バックアップコードを保存してなかった、ごめんなさい。
・アカウントって復活できるの?

という要旨(英語で)。

で、やりとりしたサポートの方から、復活に必要な情報を教えてくれと言われるので教える。
あとでメールで送ってくれてもいいよ、と言われるが根性でチャットで送る。

アカウント復活に必要な情報は以下だった。
相手も英語なので、すべて英語で。

というわけで、復活に必要な情報は以下。
問い合わせ前に調べておくとスムーズです。

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* First and last name as it appears on the account
Oculusのアカウントに表示されている氏名。
本名だったので、英語で書いた。

* Email address
Oculusでアカウント登録したEメールアドレス。

* Current username/alias
現在のOculusのユーザ名。

* Last four digits of the credit card on file
 Oculusに登録したクレジットカード番号の下4桁。
 カード番号を登録したかPaypalで払ったか忘れたので、
 その旨も追記した。

* PayPal email address
 PayPalで支払いに使ったemailアドレス。
 Oculusに登録したのと違うメアドだったので、それを伝えた。

* Last app purchased
 最後に購入したアプリ。
 メールに残っていた情報から正確に記載した。
 念のため、Paypalの取引IDと正確な日時も。
 Oculus Questにはログインできてたというか、ログインしっぱなしだったので、
 それでも見れた。

* Amount of credit on the account
 Oculus アカウントに残っているクレジット(お金)。
 ゼロだったので、0$と伝えた。

* Serial number for the device on the account
 Oculus Questのシリアルナンバー。
 本体で見る方法がよくわからず、購入時の箱の横にもあるとのことだったので、
 箱に白いシールでS/Nと書いてあるシリアル番号を伝えた。

チャットでバラで伝える必要はなく、テキストエディタ上にまとめて記載したものを張り付けた。

他に聞かれたのは認証アプリに何を使っていたかと、認証アプリを提供してる相手に問い合わせたかどうか(→してない、と伝えるが特に問題ない模様)。

あとは、欲しいのはリセットコードなのか、そのほかの情報かなど。
→リセットコードを欲しいというと、登録してあるメールアドレス(上に書いた)ものに
送るといわれた。
リセットコードと言っても、要するにバックアップコードと同じ感じでログインに1回だけ使えるコードという感じ。

これらの情報を送った後は、
Alright thank you very much. I will have our team get back to you via email. Your support ticket number is now 1******* and the other ticket will show as closed. We will email you at *******@*****.com
と言われる。

メールでも同様の件を問い合わせていたのだが、そちらのチケットは無効にし、今回の問い合わせは1*******になるのと、メール送るとのこと。

サポートをうけるとチケット番号というのを発行され、これでサポートを受けることになる。
サポートのやりとりをする時は、チケット番号を伝えると、向こうの端末でどんな問い合わせをしてるのかとか、過去のやり取りもすぐわかるっぽい。
この仕組みは、日本の会社のサポセンなんかでも使われている模様。

翌日、またメールが来ていて、IDカードの情報も必要だから送ってくれというメールがきたので、日本の運転免許証のスキャン画像を送る。

一応、日本にもマイナンバーカードがあって、でもそっちは日本の法律の規制で番号付きを送れないし、顔写真と住所だけが載った面のスキャンを送ってもいいけど、身分証として意味がない気はするうんぬんと書いて送った。

火曜日になって返信メッセージが来ており、この辺、時差が大きいとやはり寝てるうちにメールが来るなぁ、などと当たり前のことを思ったり。

どうやら政府が発行した写真付き身分証ならいいので、日本の運転免許証でもOKという内容がきて、なんとかリカバリーコードがメールで届いた。
送ってから家族に言われて気づいたが、漢字とか読めるんだろうか・・・まあ解決したからいいんだけど。

サポートの問い合わせの一連のやりとりは、発行されたチケット番号を使って、Oculus Support(https://tickets.oculusvr.com/hc/ja 。別途アカウント登録がいる)のサイト上でも見られる。
送ったメールの内容や添付ファイルも登録されていてちゃんと見れた。

というわけで、めでたし解決。

ところで、ちょっと注意したいのは、リカバリーコードが来てOculusアカウントにログインできてもアカウントの2段階認証は設定されたままだったということ。

てっきり二段階認証の解除もセットでされてるかと勝手に思っていたが、そんなことはなかった。

なので、ログインできるようになったら、必要がある場合は自分で二段階認証の設定を削除する必要がある。
これをしないでログアウトすると、またサポートに問い合わせる必要が出てくると思われる。

というわけで、土日を挟んだためもあり、5日ほどかかって解決。
まあ、こういうドジなことをやる人はそうそういないとは思うが、同じ境遇になった人がいれば、参考までにどうぞ。

もう1つ。
問題が解決して、Oculus Supportのサポートの方が問い合わせのクローズ処理をした後に、こちらからお礼のメールを送ったのだけど、そうするとまたクローズした処理がオープンになってしまうようだ。
忙しいサポートの人に手間をかけさせるので、クローズされた後はメッセージは送らない方がいいかもしれない(たぶん)。

一応、どういたしまして!って感じで再度メッセージはもらったけども。
いや、今回はお手数おかけしました、ほんとに。反省。