転送サービス buyandshipを使ってみた。(2020年1月)

タイトル通りで転送サービス buyandshipを使ってみた。

タオバオでなんか買おうかなと思っていたら、そういえば今年の春節は1月25日、(西暦元旦つまり2020年1月1日の)年明けを過ぎてからタオバオで注文した場合、発送が遅れたり等の何かトラブルがあるとタオバオ公式転送の4PXでの日本への荷物転送が間に合うかどうか、時間的に微妙な感じもするなぁと思って中止。

中国は春節前後の貨物輸送が停滞または停止する期間に重なると、荷物は途中の倉庫で春節明けまで動かないことが出てくる。
春節は旧暦の暦で計算していて毎年日にちが違うのと、春節前10日前くらいから徐々にお店や物流が休みに入り、だいたい1週間前~5日前になると全部止まる。
日本みたいに、仕事だからとはなかなかやってくれない(中国の税関もほぼ止まるし、荷物の仕分けや運搬をしている出稼ぎの人もみんな地元に帰ってしまう)。
なので、こういうタイミングの計算が重要になる。

今回は結果的に新型コロナ問題が大きくなり、春節以降も物流が止まったので、選択としては正解になった。

ちょうど北米から買いたいが日本へ直接発送はしていないという商品があり、さらにbuyandshipの新規登録で500ポイントくれるというので、どんなもんか試してみた。

以下、だいたいの流れ(適当)。
buyandshipのアカウントを登録すると、アメリカなど各地の倉庫の住所と自分のあて名をこういう風に書けという情報を見れるので、その情報を取得。

まず、アメリカのお店でセール品を2つ、buyandshipの北米にある倉庫の住所と名前を書いて注文した。

購入した商品はニッチなのでebayでも見かけず、送料を考えてもまだ安いので買った。
他にもいろいろ買おうかと思ったけど、一番最初なので何かトラブると面倒だと思って2つだけ購入。

1月8日に自分でお店に注文して、アメリカのbuyandshipのオレゴン州の倉庫についたのが1月11日。

注文直後にすでい宅配便の追跡コード(今回はUPS)をbuyandshipのサイトで入力してあり、buyandshipにも荷物の転送依頼済み。
この時点ではお金は、お店での商品購入代金以外は発生してない。

商品購入直後にすでにbuyandshipに転送依頼はしていたので、あとはbuyandshipのオレゴンの倉庫(転送品を受け取る倉庫)に商品が到着してから禁輸品とかでなければ、そのまま、まずは北米倉庫から香港倉庫に一旦、転送されるはず。

というわけで、前述のとおり1月11日順調に北米倉庫に到着。

1月13日にアメリカのbuyandshipの倉庫を出て転送開始。
同、香港倉庫に到着したのが1月18日になっていたが、実際にbuyandshipのウェブサイト上の自分のアカウント内で表示を確認できたのは1月20日だった。
それ以前ではまだ反映されてなかった。
ちなみにbuyandshipサイト上での香港倉庫への予定到着日は1月20日になっていた。

荷物が香港の倉庫に到着してから30日間は無料保管だそう。
一度、荷物が香港倉庫に行く理由は、たぶん香港・・というかたぶん深センあたりの中国の賃貸料が安い倉庫を借りられるからだと思う。
また、各国から物流などの中継拠点になっている香港への配送料が安いのかもと思う(いずれも推定だけど)。

ここで香港倉庫からさらに日本の当方の自宅まで転送する商品を選んで、使用する保有ポイントを入力して、支払方法を入力。

これを書いてる1月末時点では、buyandship使えるクレジットカードはVISA、Master、AMEX、カード以外だとAlipay(支付宝)で払えるとあったが、実際に、buyandship上で支払ボタンを押すとPaypalの支払いページに飛ばされた。

つまり、日本からだとPaypalで払うっぽい。

支払い方法については、buyandship.co.jpの公式ヘルプにはVISAかMATERのみとあるが、支払画面へ飛ぶ遷移直前のポップアップには上述の3つのカードブランドが表示された。

Paypalで払えるということは、JCBなどの他のPaypalに登録できるクレジットカード等も使えることになるので、実質はもっといろいろなブランドのクレジットカードが使えるということになる。

最初は直接、カード情報をbuyandshipのサイトに入力するのかと思ったのだが、書いたとおりで違った。

表記や説明と実際の手続きが違うのは中国系の人がやってる商売だとよくある。
ずっと走りながらシステムを作っててヘルプとかは追い付かない感じ。

当方は中国系は慣れていると言ったらあれだが、言葉も何とかなるし、いざってときは友達も頼れるし、大陸にもいろいろとツテがあるし、トラブルの覚悟もできている部分はあるが、当方の友人知人周辺を見ても、やはり中国系が関わっているサービスにはクレカ情報は入れたくないと思ってる人は多いと思うので、「Paypalが使える」(カード情報の管理がより良い)ということはbuyandship上に明記して、日本語ヘルプにも反映した方がいいと思った。

余計なお世話だが、中国系のサービスに自分のカード情報を渡したくないということで、利用を躊躇して使わない人もいると思うので、かなりの機会損失があると思う。

さて、話を戻すとPaypalのアカウントは昔から使ってるので問題ない。
日本発行のJCB系のカードでPaypal上で払ってみたが問題なく払えた。

ちなみに、Paypalで支払う画面で、一旦、支払手続きをせずにキャンセルをして戻ると、
buyandship上の[転送依頼]の[香港倉庫到着済み商品]の画面から荷物が消えてしまうが、
これはデータが消えたわけではなく、現時点(2020/01/20)では、[オーダー管理]の画面に情報が移動するようだ。
ちょっとこの辺、インタフェースが独特で慣れがいるなと思った。

当方の場合、支払い方法に関しては、Alipayのアカウントも海外向けと、中国国内向けの両方を持ってるので、試しにbuyandshipでもAlipayで払えるなら、Alipayで払おうと思って構えていたのだが、結局は選択そのものがでなかった。
(中国在住者とかでもないと、日本人でAlipayを支払い方法に選択をする人はまずめったにいないとは思うけども….)

料金は重量で計算される(たぶん、サイズ重量・・・荷物のサイズが大きいものは”何cmを何キロとして計算します”ってのもあるとは思うが)。

buyandship側の提示した重量は5.5lbs(約2.5kg)、繰り上げで6lbs(2.7kg)の料金で計算されており、転送送料は合計3500円。ポイント500円分を適用して3000円になった。

Amazon.comで買えて日本に送れる商品以外の場合、ebayも含めて北米からの送料は高いことも多いので、重さのわりにまあまあの金額だと思った(ebayの場合、北米からの送料は安いと25ドルとかだけど、よく見かけるのは比較的軽く小さい品でも40~80ドルとかもありますよね)。

逆にイギリスのお店だと、Royal AirMailとかでこの半額くらいで済みそうなので、転送サービスを使わずにebayとかで欧州から買える場合はあまりお得ではないかも。
(前に長さ30cmx10x10くらいの荷物を送ってもらった時は送料が1200円くらいの時もあったし、さらに小さくて軽いともっと安い時もある)

buyandshipから転送されて受け取った商品を秤で測ってみたら梱包込みで2.55kgで、buyandship上の表記と同じ。重さにも偽りなし。

箱潰れもなし、北米からの商品も箱潰れは普通にあるんで、ほんと、北米と香港を通ってつぶれてないってすごいことだと思う。
(走ってる車から投げて無傷みたいな・・・大げさか)

梱包は、北米のお店の名前が入った商品入り段ボール箱がそのまんまbuyandshipの名入り袋に入れられてきた。
この辺は、タオバオで使う4PXと変わらない。

ただ、肝心の商品についてお店側がサイズ間違えをした商品が届いて・・・・という状態。頼んだより実質2サイズ上のが来た。

服など北米サイズは欧州やアジアサイズより1サイズ上というのを見越したうえで、何度もよく見てサイズを注文したのだが、届いた品物のタグを見たら北米サイズで頼んだより1つ上のが入ってたという具合。

え?サイト上であれだけしっかり確認したのに間違えた?と思ってサイト上で注文履歴を見たら、ちゃんと届いたのより1サイズしたのが表示されてる~。
日本のMサイズ相当が欲しくSサイズを頼んだらアメリカンMサイズ表記のタグがついた日本のLサイズ相当のが来たよ状態(サイズは多少、粉飾してあります)

幸いにも、正月前後にぐんぐん太ったので少し緩いが使えるけども・・・こういうのが海外通販は面倒。buyandshipのせいではないというか、関係ないけどね。

buyandshipについてメリット・デメリットを考えてみた。
メリット
・他より少し料金が安め。
・日本語でも使える。

デメリット
・北米から香港倉庫に一旦転送するため、中国で輸入できない商品は転送できない。
 ところが、これが電子機器から何から転送できない商品がものすごく多くて、転送できる商品がごく限られる。
 料金計算を重さで行うので、重さが軽くて、お店から日本には直接送ってくれない衣料品や小物を転送するのがいいかも。
ただ、個人的にはあまり需要なさげ・・・。

その他
・buyandshipに限らないが、直に発送される場合と違って商品の交換が難しい。
 絶対に失敗したくない場合は、オプションなどで荷物のチェックサービス
 (写真等を送ってくれる)があるサービスを使った方がいいだろう。

というわけで、海外荷物転送のbuyandshipを使ってみた話でした。

※2020/04/17
あまりに読みにくい文章なので、少し修正。
自分で後で読んでも、なんだっけ?ってなりそうだったので。

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2020/06/24
2020年5月からPaypalへの対応はやめたそう。
スクリーンショット。