先日、Tmall(天猫)から買った商品がたまたま欧米有名ブランドの商品だったということで、集運の転送運送業者4PXから禁運品扱いにされてしまったので、その時の対応の概略をメモ。
基本的にTmallの官方旗艦店(メーカ/ブランド公式販売ページ)から買った場合は、こういうのは無いのかもしれませんが、正規取り扱い代理店とかから買った場合は、こういうのにひっかかることがあるのかもしれません。
4PXとのやりとりの手順としては以下の流れ。
1.まずブラウザからチャットで4PXに聞いて何故、禁運品になったのか理由を聞く。
2.今回は「欧米有名ブランドの品は一律で禁運品になるが、正規取り扱いの権利証(授权书)を4PXに提示して審査を通ればOK。」とのこと。
郵送ではなく、画像で良いそう(今回の処理を担当した係員曰く)。
3.仕方ないので阿里旺旺のアプリから、Tmallの購入店に対してチャットで理由を話したところ速攻で、画像が送られてきたので、これを保存。
4.もう一度、4PXのチャットにブラウザからつないで、店からもらった授权书(授権書)のJPG画像を送信して、担当者によろしく頼む。
※夜など適当になってる時間帯だったりなのか、たまたま権限がある担当者だった場合なのか知らないが、今回はその場で転送処理を開始してくれた。あとで別の担当者にチャットで聞いたところ普通は最短で2日ほど待たされるらしい。
5.担当者から送られてくるリンクで転送送料の支払いを完了して終了。
ちなみに、今回の担当者曰く、他の転送荷物をまとめても送れるそうだが、ブランドものは日本の税関での検査が非常に厳しいため、日本の税関で止められた場合には同梱した全ての荷物が一緒に税関に長期間止められることがあるため、急ぐ荷物はひっかかった商品とは別便で送った方がいいという感じのニュアンスを言っていた。
今回もらった授权书の画像は以下の感じです。
あちこちモザイクかけててなんだかわからなくなってますが、一応、権利関係なので配慮。
以上です。
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ここから、 余談です。
同じタイミングで別のTmallのお店で買った衣服も同じく禁運品になったのですが、こちらの理由はブランドではなく「羊毛(というか動物の毛)を使ってる商品だから中国政府が決めてる輸出禁止品にあたるのでダメ」とのこと。
毛皮じゃなくて、動物の毛を使った製品もダメになった模様。
いつからダメなのか聞いたが、今回の担当者もわからないとのこと。まあ別の担当者についないでもいいのですが、面倒なので。
あと、基本的に本当にその材料を使ってるかどうか微妙でも、サイトや商品タイトル、説明内容で少しでも文字として記載があるとダメになったというのが最近の状況。
初期のように、個々の実物についての問題ではなく、商品説明等の文字ヅラのみを一律で指摘されて問題にされたり、この辺も以前より利便性の面ではかなりダメな感じになってきてる。
4PXの担当者が送ってきた大陸からの輸出禁止品のリストが載ったURLの記載を見ると、羊毛がなかったので、一応は「毛皮(皮草)はあるけど、この国家が決めたリストに羊毛は無いじゃないの?」とか粘ってみたけど「ダメです。当方の担当者もそういう風に判断したから」という感じで無理でした。
この禁運品もTmallのお店だったのだが、今度は証明書類の問題ではないので旺旺のチャットで店側に事情を話して返送先住所を聞いて返品手続き。
だんだん公式転送で禁運品になる商品の種類が増えてきて、よく選ばないと実質的に買えるものがかなり限られてきてる気が・・・いや、本当に買えなくってます。
別の業者が日本向け転送に参入して競争が再開すれば変わるのかもしれませんが、現状だと利用者が減って行ってフェードアウトしそう。