昨年から今年にかけて2回ほど修理して、さらに1回点検して様子見ということになったのでメモ。
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修理1回目(2017年後半。駆動ベルトとダンパー交換)。
・故障経緯
すすぎか、脱水時に大き目のキンキン音がして、洗濯機のところにいくと、
水がたまった状態で洗濯槽が動かない状態だった。
モーターが空回りするようなヴィィーーーンという音がして、止まるような音が聞こえて洗濯槽が動かない。
購入した家電量販店の延長サポートにウェブ上から申込。
翌日の午前中にパナソニックのサポートから携帯に電話あり。
最短で予定が空いてるのがさらに翌日の午後ということですぐに来てもらうことになった。
家電量販店がパナソニックに払う上限金額は37500円と言われ、これを超える場合は自己負担となることを言われる。
・故障個所と修理経緯
洗濯槽の裏の駆動ベルトをかける部分と、洗濯機の底の方(正面から見て底の左奥)の洗濯槽を回転させる駆動モータをつなぐベルトが外れていた。
ベルトは厚さ数ミリのきし麺型。
ベルトが伸びていたとかで模様で新品と交換した。
取り付ける時に新品だとかなり固いと言っていて、新品を取り付けるのにかなり力を入れていた。
このベルト交換時は洗濯機を支える専用の台を置いて、前側に倒す必要があるので、個人では手前に引き出て作業する場所がないと難しいかも(重いし)。
洗濯槽を支えるダンパーも弱っていて、ダンバーの取り付け部分に青い樹脂のクズみたいなのが少量、底の左右(正面から見て洗濯機の左右の底の奥側)に貯まっていた。
ダンパーが弱っていたために、洗濯槽が脱水の時に過剰に振動してベルトが外れた模様。
ダンパーが弱ったり壊れているかどうかは、洗濯機正面下部の排水のゴミをこし取る樹脂部品が入ってる部分があるが、そこの蓋をあけたところにあるネジx1、洗濯機正面一番手前の底の左右に見えるネジx2の合計3つ?を外すとそこのすぐ上のラインあたりから外れる模様(軽くみていただけなので・・・もう1カ所あったかも)。
ここの蓋をはずすと、正面側から洗濯機の底のドラムの下側が奥まで見えるようになる。
というわけで、ベルトを新品に交換。ダンパーも左右を
新品に交換。
他には、修理ではないが、洗濯槽の背後の軸部分にかぶせてある植木皿の様な形の鉄製っぽいパーツの内側(軸側)の縁にゴムを貼ったものに交換していた。
これは修理ではなく、ベルトがこの皿の部分にあたってカラカラ音、キリキリ音、キンキン音が出るので、その対策品として出ている部品とのこと。
植木鉢の皿状部品は、軸を固定しているロックナットに平棒状の工具をひっかけて、それを鉄棒の両側がハンマーのような形状になっている専用工具で何度も結構な力でガンガンと叩いて外す感じであり、ちょっとこれも個人では取り外しは厳しいかも。
洗濯槽の軸が動作中に外れると漏水や転倒事故になりかねないので、当たり前だがかなり硬く固定されているようだ。
植木鉢の皿のような部品と駆動ベルトは洗濯機を専用の台の上に向けて前に45度くらいに倒した状態で洗濯機の裏蓋を開けて交換していた。
ダンパーのみなら正面側から交換できると修理の人は言っていた。
理由はわからないが、今回の修理はパナソニック側の保証で無料。
販売店側の保証は使わないとのことで修理完了。
修理後は振動がかなり改善して正常に動作するようになった。
ベルトが当たっているという音もかなり軽減された(シュルシュル音は聞こえることがある)。
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修理2回目(2018年前半。モータ交換)
・故障経緯。
前回の修理から3か月くらいした夜に「ギギギ」という音だけして洗濯槽が回転しなくなった。
・故障個所と修理経緯。
同じく家電量販店の延長サポートにウェブから申し込んだところ、翌日にパナソニックから電話連絡があり、壊れて2日後に修理に来てもらった。
今回はモータの故障なので交換するという診断だった。
修理後は買ったばかりの時のように・・・というか、前回のダンパー、ベルト交換と組み合わさり、明らかに買った時よりモータの回転音、動作音、振動が静かになった。
この後の、3回目の故障疑いで来た人曰く、ダンパーを良いものに交換したのではないかとのこと。
3回とも修理に来た会社(請負会社)が違うので、情報共有の一貫性がない感じ。
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故障疑いで3回目(2018年中盤。設定変更のみで修理なし)
・故障疑いの経緯。
洗濯ものの量に関わらず脱水中に U13のエラーが出て止まることが数回連続で発生したため。
洗濯乾燥コース(洗い、すすぎ、脱水、乾燥)と、通常の洗濯のコース(洗い、すすぎ、脱水)のどちらでも出るのだが、その後、いったん電源を入れなおして[脱水]のみで動かすと普通に脱水できるという謎の症状。
U13(脱水できない)が2-3日の間に、1日の間でも繰り返し発生するのは初めてだったので、お値段が高いと思われるセンサーやコンピュータの故障の可能性を考慮して、延長保証の保証期間が切れる前に見てもらおうと思って連絡した。
以前、家族が使っていたパナソニックのドラム式洗濯機(保証期間切れ)が故障した時に、コンピュータが載ったボードが故障していて、その交換で確か3万円~くらいかかると言われたのを覚えていたため(修理の時に私が立ち会った。この事例では確か、モーターだと4~5万円以上くらいかかるようなことを言われた気がする)
ちなみに、この時は中古の制御ボードに交換したということで1万5千円くらいで済んだような気がする(数年以上前の話なのでうろ覚え)。
話を戻す。
NA-VX3300Lが新品の時から洗濯物の量が特に多くなったと言うことはなく、買った時から同じ量(洗濯物を入れておく洗濯カゴの大きさが決まっているので、乾燥したり、外に干したりなど運用上の利便性から毎回同じくらいになる)。
止まった時点の脱水がかかっていなくて水をたっぷり含んだ状態(掴むとダラララ・・・と落ちてくる状態)をバケツに入れて重さを計ると7kg弱(バケツ込み)。
洗濯機の能力からすると過大ということでないと思われる。
内容としても、タオル系だけのこともあれば、衣服系のこともあり、カッパなどの撥水防水素材は洗濯機では洗濯しない(洗濯機が壊れる恐れ)。
マニュアルを見ると、U13エラーが出た場合、排水ができなくてもこのエラーが出る模様。
洗濯機が繋がっている排水溝が詰まっていたり、排水フィルターにゴミが詰まっている場合も出るようなので、定期清掃はしているが念のため、ということで、マニュアルの指示に従って再度行ってみるも症状が改善せず。
前回と同じく家電量販店のウェブサイトから延長保証を申し込み、翌日にパナソニックの担当者から電話。
修理に来た人(修理請負会社の人)曰く、U13エラーでの修理依頼は、修理依頼の中でも件数が多いとのこと。
洗濯機に付属しているマニュアルのP25の「脱水の立ち上がりの調整」はしているか?と聞かれたので、してない旨を伝えると、調整の仕方を教えてくれた。
マニュアルは読んでいたつもりだったが、この部分は記憶になかった。
「脱水の立ち上がりの調整」は、脱水時の洗濯槽ドラムの回転が始まった時に検知する「揺れ」の閾値を調整するものだそう。
実演してもらったが、洗濯機が空の状態で脱水モードにして、洗濯機正面側下部の蓋を開けた状態で(修理の人が)手を突っ込んで意図的にドラムを手で揺らすと、ちゃんとU13エラーで止まった。
「脱水の立ち上がりの調整」は5段階の調整ができて、通常は購入時だと真ん中になっているそう。
今回はそれを1段階上げた(振動センサーの反応を鈍くした)状態で調整してもらった。
この調整をするとより振動しても許容するような動作になるので、それなりに動作音や揺れが大きくなるとのこと。
ただし、振動センサーの感度を下げると言っても何十%とか変わるわけではなく、僅かなものだそうで、安全のために過剰な振動で洗濯機本体が転倒しない程度にしか変わらないとのこと。
(修理の人はこの設定で1段階あたりのセンサーの感度がどのくらい変わるかのグラフを見せてもらったことがあるとのことだが、それほど変化は無かったと言っていた)
洗濯ネットを使用していたり等で量に関わらず、洗濯物に偏りがあるとU13が出ることがあるので、その場合は洗濯機のドアをあけて洗濯物の偏りを直してから、(偏りや入れすぎ等が改善していれば)再度そのまま[スタート/一時停止]ボタンを押せばU13が消えて洗濯を再開するとのことだった。
直近に2回修理しているということも考慮するとのことで修理費は発生しなかった。
しばらく様子見という感じです。
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駆動ベルトがまた滑るようになったので結局、買い替え(2019年11月)
家電量販店の5年保証が切れて半年ちょい。
またキュルキュル音がして駆動ベルトが滑り始め、0.6未満くらいの重さでも
時計回りの回転の時だけ空回りして洗濯槽(ドラム)が回らなくなってきた。
駆動ベルトだけだと3千円未満程度で買えるので、交換をチャレンジしてもよかったのだが、設置場所の問題や育児で洗濯に間を空けられないので買い替えることに。
たぶん修理を頼んでも2万円くらいで直るかなという気もするが、前にベルトを交換して2年でトラブルが起きたわけで、これ以上コストをかけるのもなという感じになり買い替えとなった。
たぶん、一般家庭の3倍は洗濯機と乾燥機を使っているので、寿命としてもこんなもんかなとは思うが、駆動ベルト部分はこのドラム式のネックになってる気がする。
かといってチェーンだとうるさいだろうし・・・。
過去に海外でもドラム式洗濯機(米国メーカ)を使っていたことがあるが、壊れたのは油圧ダンパー、スイッチ類やポンプ系など電気系統で回転部分は壊れなかった。
乾燥機能がなかったため、分解した時のことはうろ覚えだがモーターでの直駆動だったと思う。
なので、モーター(しかもこのパナのと比べると格段にサイズがデカい)がやたら丈夫で10年経っても回転だけは問題なく動いていたので、やはりこの辺を金属で機械式で直結にしてくれると寿命が延びるのかも。回転音もうるさいとは思わなかったし。
限られたスペースにモーターから乾燥機能から組み込むわけだから、ベルト駆動になるのは仕方ない気はするし、改善も難しいとは思うが、何か解決してほしい部分ではある。
ただ、パナは海外で使っていた時もやはり単体の乾燥機でもゴムベルトが伸びてきて回転しなくなったり、ベルト系が弱いのかもしれない。
むかーしのNECのノートパソコン(というかラップトップ等)のヒンジとか、デスクトップだとFDDから壊れるみたいなメーカ特有のくせというか。
ちなみに買い替えたのは、同じヒートポンプ式乾燥のシャープのドラム式洗濯乾燥機 ES-G111-NL。
ヒートポンプ式を選んだのは、乾燥を多用する我が家では電気代に直結するため。
むかーし、親がシャープに勤めてるという友達からは「シャープの家電は買うな、うちのはどれもすごい故障して大変だから」って言われてたので比較的避けてたけど、台湾の代理製造の雄であるホンハイ(鴻海)が買収した後なので、製造過程や質が改善されてるかもと思って買ってみた感じ。
※余談ではあるが、パソコンテレビX1やMZ-2500とかX68Kとかは何のことかは全然知らない。
ホンハイが代理製造したICT製品でメーカーサンプルというかリファレンスモデルは海外で使ったことがあるので、なんとなくだが、ホンハイ自身が自分のところのために作るとどういう品質の物を作って出荷してるかは見て使う機会があったため、家電でも同じくらいの感じで作ってればいいんだけど・・・どんなもんだろうね?という感じで買っている。
上述のリファレンスなものは特別に高品質というわけではなく、コストを絞れるところは絞れるだけ絞って、可もなくそれほど不可もなくそこそこな感じの質のイメージ。
他にもシャープのを選んだ理由は斜めドラムじゃないっぽいからというのもある。
家の構造体(鉄骨系)との相性もあるのか、上階の風呂場近くに設置したパナの斜めドラムは建物が洗濯機の脱水の振動と共振してビビり振動が結構すごかったが、今度のシャープ製は脱水が回ってるのがわからないほどにはなっている(いずれも本体の水平は出して、がたつきもないようにはしている)。
今回、選手交代の洗濯機を買ったのは、ネット経由。
今回は時間的余裕が全くなくて実物を見に行けなかった。
配送は迅速丁寧で30分ほどで設置して帰っていった。
古いパナの洗濯機も一緒に回収してもらった(家電リサイクル料金3080円)。
水平だしが僅かに甘かったので、稼働前に後で自分で微調整した。
あとはホースが長いので少し短いのに変えようかなという感じ。
シャープ製も故障したら、ここからリンクを貼って、また別記事で書こうかと思う。
13何12月から同機種を使っています。すすぎと脱水時のバコバコ音がすごいため修理を考えましたが、顛末記を読ませていただき、買い替えで行こうと思います。ありがとうございました。