古いVHS等ビデオテープの取り込みに必要で、KEIAN KHE660が安かったので買ってみた。中古で5000円弱。
HDCP非対応とパッケージにはある。ボードの画像だけ見たい人は下の方にスクロールしてください。
付属CDに入っているのは
・Cyberlink PowerDirector10(動画編集)
・Media Espresso(携帯とかの動画に簡単に変換できる)
・KHD Capture(KHE660の入力をキャプチャ)
だった。
Windows8対応とあるとおり、ドライバ事態は問題なく入るし、Windowsのデバイスマネージャーでも認識する。
使用したマシンはCore i7 2600K/GeForce GTX480/RAM 16GB等のスペックのもの。
しかし、付属のアプリのKHD CaptureはWindows8.1だと重くてあまり実用的でない感じ。
以下はいずれもWindows8.1での話で、まだそれ以外の環境では試してない。
付属のソフトKHD Captureについては、対応しているはずのWin8.1マシンで試してみたが、なんか起動する度に動作が変。
Windows7、Vista互換モードでも試してみたが、まだうまく動かせてない。
キャプチャしようとしてもRCA入力だと動作は軽いが、アプリ上でHDMI入力に切り替えるとものすごく重くなったり、ソフト上の録画ボタンが押せなくなったりする(静止画キャプチャなどは一応動く)。
また、付属アプリの動作には.NetFramework3.5が必要で、さらにインストールした後は、Win8.1の設定で「Windows の機能の有効化または無効化」から有効化にチェックを入れて.NetFramework3.5をONにする必要がある。
なかなかの玄人志向のカードであり、初心者にはハードル高そう。自分にもハードル高そう。
別の付属ソフトであるPowerDirector10は以前、他人のPCで使う機会があったのでどんな感じか知ってはいたが、PowerDirector10自体も元からかなり動作が重いアプリであり、やはり快適とは言えず。ただし、これはアプリとしては普通に動いてる感じに見える(元からこんなもんでしょう、という動き)。
PowerDirector10にはCyberlink公式サイトのアップデータも適用できた。
PowerDirector10にもDVやUSBカメラなどからのキャプチャ機能はあるが、
KHE660のHDMI入力は認識してない感じがする(CD付属のバージョンだとWebカメラキャプチャモードで画面が見えることもあるが、
PowerDirector10の動作が固まったりと不安定)。
Media Espressoはまだ使ってみていないがiOS搭載機やらタブレット用で再生するのに最適な動画形式やサイズに変換してくれるっぽい。
KHE660自体はネットで調べてみるもあまり使ってる人はいない模様なので、
ボードの画像も載せておく。
メインと思われるチップは台湾?Trident MicroElectoronicsの
Trident SAA7160E/R5(右の一番大きいチップ)だった。
次に大きいチップがANALOG DEVICES ADV7611
その次に大きいのがAD9983A。
VHSの取り込みだけなら、KHE660でなくてもamazonでUSB接続のが1000円くらいから売られているのでそれを使っても良かったのだが、せっかくHDMI出力もついてるデッキを使うんだからとKHE660を買ってみた次第だが、調査と勉強不足でHDCPのことを完全に失念していた。
ちなみにHDMIでのVHS/S-VHS/D-VHSの映像取り込み作業をするに当たって、映像出力側のデッキはVictorのHM-DHX2を使用し、この機材についているHDMI出力を使用した。
ただ、KHE660を買う前にHM-DHX2のマニュアルをよく読んでおらず、実はHM-DHX2はHDMI出力のHDCPが切れないらしいということが判明し、結果、KHE660ではHDMI出力からのプレビューは見れてもキャプチャ自体はできず・・となったorz….
結局、VHSの取り込みはHM-DHX2と実家のジャンクボックスに入っていた
PCIのIEEE1394カードを見つけたので、これを使ってHM-DHX2とPC(Windows8.1で認識)を接続し、KHE660そのものは使わずにKHE660に付属のPowerDirector10を使ってキャプチャすることにした。
じゃあ、最初からKHE660を買わずにPowerDirectorかキャプチャソフトだけゲットすればよかったじゃないか、というオチに。
まあ、PowerDirector単体はKHE660購入時点では5千円では買えなかったから、結果的には安く済んだが、もやもやした感じの結果になった。
目標のVHSビデオテープからの取り込み自体は成功して、家族の貴重な映像をサルベージできたのでめでたしではあるのだけど。
以上、KHE660のお話でした。
追記:
8.1に付属CDのドライバを入れて、すんなり認識しない場合、デバイスマネージャからデバイスが見えてるか。見えている場合は手動でドライバ入れてPCを再起動してみると動くかもしれません。
それでも認識できない場合、ハードウェアの故障など他の原因も考えられるのでKEIANのサポートにお問い合わせください。
2020/04/28追記:
Windows10でもKHE660自体はあっさり認識する。
ただ、やはりキャプチャするソフトウェアの問題があり、KHE660付属のKHD Captureが(Window8互換モード等を使っても)固まってまともに動かないため、実質的には使えない感じ。
UbuntuなどLinuxでどうかはまだ試していない。
キャプチャーボードが認識されず、ぼくの場合はデバイスが見つかりませんとなります。僕もWindows8.1です。