いつの間にやら上海交通カードもNFCへの対応を始めていた。
去年のニュースだそうだが、全く知らなかった。
参考にしたのは中国のNFCについて調べていてたまたま見つけた書き込み。
http://www.miui.com/thread-887483-1-1.html (簡体字中国語)
NFC対応なのは、紫色でP15–12と記載があるカードで今のところ「小木公交」というPlayストアにあるアプリの設定で「青島琴島通」(非中国語端末ならQingdaoという表示)を選ぶとカード内に残っている金額や記録が見られる。
実際に試してみたところ自動でも認識できるようだが、エラーが出ることもあるので、使うカードが決まっている場合、設定を合わせておいた方がいいかもしれない。
小木公交の画面の画像は記事の最後に貼っておく。
※アプリの安全性については各自確認してください。
リンク先の掲示板の情報によると、このNFC対応の紫の交通カードは上海市内中心部の浙江中路近くの九江路609号の交通カードセンター(交通卡中心)で作れるそうだが、必ずしも在庫があるとは限らないとのことなので、NFC対応機能だけが欲しいのであれば、銀聯のサイトにある上海交通カードのオフィシャル・ショッピングサイトで(紫色のではないが)NFC対応カードを買った方が確実で早いと思う。
以前、一度使ったことがあるが問題なく届いた。
紫色の上海交通カードは他都市の一部でも使えるようなので、紫色のカードが欲しい場合は、タオバオや前述の交通カードセンター等で買うのがいいだろう。
紫色かつNFC対応のカードは寧波、紹興など5都市で使え、他の都市でも使えるようになる予定だそう。
他にカードの見分け方も記載があり、紫色以外のデザインが違うオリジナルカードでも11桁のカード番号の頭文字がUで始まるカードは「第二世代CPUカード」でありNFCが使えるそうだ。
■NFC対応カードの見分け方 (2013/3/19現在)
・紫のカードではないオリジナルデザインでも11桁のカード番号の頭文字がUで始まるカードは「第二世代CPUカード」でありNFCが使える。
他に手持ちの上海交通カードで試してみたが、上海交通カードのサイトのショップから買った2013年の干支の蛇がデザインされた赤いカードはカード番号がUで始まっており読み込めた(J08(2-1)-12と記載あり)。
具体的には紫色以外でNFC対応だったのは、このデザインのカード。
■その他の上海交通カードについて
・頭文字が数字で始まるのは第一世代CPUカードであり、NFC非対応。
・緑色(青緑色の多く出回っているカード)、黄色、紅色の交通カードも同じく非対応。
・市内全家庭に配られた上海万博の記念交通カードもCで始まる番号で非対応カードだった。
・青色の交通カードやカード番号がCで始まる記念カード、ミニカードは過渡期のカードであり、上海市内だけで使用可能。
・上記通りで手持ちのCで始まるカードはNFC非対応だった。(裏面にJ06(5-4)-10と記載)。
以下、資料。
小木公交のアプリのスクリーンキャプチャです。
カード内のチャージ残高。
都市設定。小木公交は他に深セン(Shenzhen)、北京(Beijing)、武漢(Wuhan)、香港(Hongkong)、青島(Qingdao)、西安(Xi’an)、他、の選択肢がある。
交通カードの利用履歴。Dollarとあるが、香港は香港ドルでそれ以外は人民元のこと。