携帯電話の記事で「山寨机」という単語を見かけたので調べて見た。
「山寨机」参考URL
http://baike.baidu.com/view/1162818.htm
山寨(shānzhài)は「山のとりで,山村.」のことらしい。
山村で政府の管理を逃れること、つまり、山寨机は野良携帯(野手机)とも呼べる。
闇携帯(違法携帯?)や本物によく似せた高品質の偽者携帯のことを言うようだ。
それらに自分で作ったブランド名をつけ、有名ブランドの携帯の機能や形を模倣する。
野良携帯の製造者は政府の管理を逃れて付加価値税、販売税を収めず、研究開発費用を使わず、
広告や販売キャンペーン費用もなくすることで、価格はブランド携帯の3分の1となっている。
政府の管理もないため、一般的に販売後のアフターサービスもない。
実際には携帯はハイテク品で技術障壁もとても高く、ゆえに野良携帯にはMTKシステムが必須である(MTKは台湾MediaTek社のシステムのことだと思う。後述。)。
MTKシステムを採用することで技術障壁がなくなるからである。
これらの野良携帯の工場はすでに地下工場ではないが、正規軍とも言えない。
少し価格が安く機能はすべてそろっているOEM携帯(贴牌机)や多種多様な
飛沫ブランドの携帯もすべて”野良携帯”(山寨手机、山寨机)に属している。
上記は百度の野良携帯(山寨机)について訳した内容だ。
まるで有名ブランドなら保証があるように書いてあるが、補足すると、中国大陸部においては野良携帯ではなく有名外資メーカーだからと言って保証やアフターサービスがあるわけではない。
行貨(大陸の正規流通品)には保証もアフターサービスもあるが、水貨(非正規流通品、密輸品など)にはたいてい販売店が独自につける修理保証しかなく、しかも主として水貨を売るような小さな販売店は現れては消える泡のような存在なので、1ヶ月後に行ったらなくなっていることもあり、保証は不安定である。
上記にあった「MTKシステム」については明日にでも調べた結果を書いて見る。